
【保存版】「この子のこと、どう伝える?」シリーズ②
夏休みに入り、帰省やお出かけでお子さんの祖父母やいとこ、親族に会う機会が増える季節です。
そんなとき、わが子についてどう伝えるか、悩む・迷うことはありませんか。
「たまにしか顔を合わせられない分、言い出しにくい」
「どんなふうに受け止められるか、不安」
「ネガティブに捉えられたら、どうしよう」
もちろん、「伝えない」という選択肢もあります。
「こどもと接する中で、自然に分かっていってもらおう」
「折を見て伝えるけど、それは今じゃない」
ご両親で事前に相談をして、意識をそろえておくことも必要です。
「『気にしすぎ』『そのうち、できるようになるよ』と言われたら、落ち込んでしまいそう」
「時代や育児観のちがいがあり、受け止め方に差が出るのでは」
お子さんについて伝える目的は「説得する/認めさせる」ことではなく、「一緒に子どもを見守る味方(チーム)になってもらうこと」。
この記事では、“わが子について”どう伝えればいいのかを、丁寧にお伝えします。

一気に「発達障害」「特性」などのことばを使うと驚かせたり、拒絶反応が出る場合があるかもしれないため、伝えるステップを提案します。
「今はまだ、決まったものだけ食べたいみたい」→「食べられなくても見守ってほしい」
「写真やイラストを見せるとスムーズなんだ」→「ことばだけでなく、見せてほしい」
と関わりのコツだけを共有する。
「園の先生からこう言われていて、こう対応すると本人もラクみたい」、
「相談したら、しばらくことばかけを意識してみようって言われた」、
「先輩ママから触って危険なものは、見えないところに片付ける工夫を勧められた」、
等、「第三者、専門家の見解」として伝える(親の感情論として伝えない)。
「対応を変えたら、上手くいった」、
「ことばかけを変えたら、伝わった」、
「工夫をしたら、安定して過ごせた」、
という成功体験を経てからだと、受け入れやすくなる。
シリーズ①で整理した3つの項目(「困りやすいとき」「安心するとき」「好き・得意」)を、祖父母や親族への共有用(トリセツ)としてアレンジします。
【祖父母、親族へのお願いメモ(トリセツ)の例】
予定が急に変わったとき、テレビと掃除機が同時に鳴っているとき、
思い通りにならないことが重なったとき、お腹がすいた、眠い、痛いところがある等生理的不快
次に行く場所を写真で見せる、「ダメ」「こら!」「~するな!」ではなく「~しようね」と伝える、
大声を出さず、淡々と呼びかける
電車の名前を覚えること、抱き揺らしや回転等の身体遊び、
公園で葉っぱを集めること、
「好き」を尊重してもらえると仲良くなれます
【よくあることばと「見方の変換」(ことばの裏側にある不安)】
世代による捉え方のちがいを整理し、どう受け止めればいいかを解説します。
例えば…
「男の子なんて昔から落ち着きないわよ」 ということばは、
「『励まそう、安心させよう』という善意」 が背景にあると考えられます。
「昔とは『集団で求められること』や情報量・環境も変わっているんだな」と受け流すことができます。
「親が甘やかして育てているからじゃないの?」 ということばは、
「『しつけ=我慢させること』だった時代の考え」 という時代にちがいによるものと考えられます。
「親の育て方のせいではなく『脳の発達や感覚、特性によるもの』」と理解してもらうきっかけになるかもしれません。
「障害だなんて認定されたら可哀想」 ということばは、
「『診断=ネガティブなレッテル』という古いイメージ」 という先入観によるものと考えられます。
「支援や診断は『その子が生きやすくなるためのパスポート』」と伝える準備をすることにもつながります。
「深く説明するのを一度やめて、親子の安心を最優先にする」ことも、立派な選択肢であり、自分の心の安全基地を守る