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子育てのヒント

ママいや!」「パパきらい!」と言われたら?

その理由と親ができる3つの対応

「ママ、きらい!」「パパきらい」‼

大好きなわが子から突然こんなことを言われたら、ショックですよね。

「こんなに頑張っているのに、どうして?」

「本当に嫌われているのかな…」

悲しくなったり、つい怒ってしまったりすることもあるのではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください。

その「きらい!」は、本当に「嫌い」という意味なのでしょうか?

実は、こどもが使う強いことばには、まだうまく伝えられない気持ちが隠れていることがあります。

今回は、こどもが「嫌い」「いや」と言う理由と、発達支援の視点から考える、親ができる3つの対応をご紹介します。

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1. こどもが「ママ嫌い!」「パパきらい」‼と言うのはなぜ?

こどもが「きらい!」「いや!」と言うとき、必ずしも相手を嫌っているわけではありません。

例えば、こんな場面はありませんか?

  • まだ遊びたいのに「お片付けしよう」と言われた
  • 自分でやりたかったのに、大人に手伝われた
  • 思い通りにできず、悔しくなった
  • 眠かったり疲れていたりして、気持ちに余裕がない

こんなとき、こどもの心の中には「悔しい」「悲しい」「もっとやりたかった」など、さまざまな気持ちが生まれています。

ところが、その気持ちをうまくことばにできないと、知っている中で一番強い「きらい!」「いや!」という表現になってしまうことがあるのです。

おしゃべりが上手でも、気持ちを伝えるのは難しい?

日常会話が上手になり、大人が驚くようなことばを使うこどももいます。

すると、つい「こんなにおしゃべりできるんだから、自分の気持ちも説明できるはず」と思ってしまいますよね。

でも、「ことばを知っていること」と「自分の気持ちをことばにできること」は、必ずしも同じではありません。

特に発達に特性のあるこどもの中には、気持ちを整理したり、その気持ちに合ったことばを選んだりすることが苦手な子もいます。

「もっと遊びたかった」

「うまくできなくて悔しい」

本当はそう伝えたくても、気持ちがいっぱいになると、うまくことばが出てこないことがあります。

また、安心できる相手だからこそ、強い気持ちをそのままぶつけてしまう場合もあります。

大切なのは、「きらい!」ということばだけで判断せず、その裏にある気持ちに目を向けることです。

2. 「嫌い!」と言われたとき、親ができる3つの対応

では、実際に「ママ嫌い!」「パパきらい」‼と言われたら、どうすればよいのでしょうか。

今日から試せる3つの対応をご紹介します。

① まずは大人が深呼吸する

「嫌い!」と言われると、思わず「そんなこと言わないの!」と叱りたくなるもの。

でも、こども自身も気持ちがいっぱいになっているのかもしれません。

そんなときは、まず大人がひと呼吸。

「今、この子は何かを伝えようとしているんだな」

そう考えてみるだけでも、少し違った見方ができるかもしれません。

② こどもの気持ちを「翻訳」してみる

強いことばの裏にある気持ちを、大人が代わりにことばにしてみましょう。

例えば、

お片付けのときに「ママ嫌い!」

→「まだ遊びたかったんだね」

積み木が崩れて「もういや!」

→「せっかく作ったのに、悔しかったね」

何を言っても「パパきらい」‼

→「疲れちゃったのかな?」

気持ちを代弁してもらう経験は、こどもが自分の感情に気づき、ことばで伝える力を育てるきっかけになります。

もちろん、いつも大人の想像が正しいとは限りません。

「そうだったのかな?」と、こどもと一緒に気持ちを探してみることが大切です。

③ 落ち着いてから、別の伝え方を教える

こどもが興奮しているときは、なかなか大人のことばが届かないこともあります。

気持ちが落ち着いてから、こんなふうに伝えてみましょう。

「きらいって言われると、ママは悲しいな」

「次は『まだ遊びたい』って教えてくれるとうれしいな」

「困ったときは『手伝って』って言ってもいいんだよ」

大切なのは、気持ちそのものを否定しないこと。

嫌だと思う気持ちはあってもいい。その気持ちをどう伝えるか、一緒に練習していけばいいのです。

すぐに上手に言えなくても大丈夫。日々の小さなやり取りが、こどもの成長につながっていきます。

3. 「嫌い!」も、気持ちを伝える成長の途中かもしれません

こどもが自分の気持ちを外に出せるようになることは、成長の一つです。

ただ、気持ちを表現できることと、相手に伝わるように説明できることの間には、まだ大きなハードルがあります。

例えば、いつもは一人でできることなのに、突然「ママ、やって!」と言われることはありませんか?

そんなときも、

「疲れたのかな?」

「難しかったのかな?」

「手伝ってほしかったのかな?」

と、気持ちを一緒に探してみるのもよいですね。

答えは一つではありません。

こどもは毎日の経験を通して、少しずつ自分の気持ちに気づき、伝え方を学んでいきます。

「きらい!」という強いことばも、そんな成長の途中に見られる姿の一つかもしれません。

4. こどもの強いことばに悩んだら、ひとりで抱え込まないで

とはいえ、毎日のように「きらい!」「いや!」と言われていたら、ママやパパの心も疲れてしまいますよね。

いつも優しく、冷静に対応するのは簡単なことではありません。

そんなときは、ひとりで抱え込まないでください。

発達わんぱく会の児童発達支援事業所「こっこ」では、こども一人ひとりの発達やコミュニケーションの特性に合わせた支援を行っています。

「こどもがすぐに『嫌い!』と言うけれど、どう対応したらいい?」

「気持ちをうまく伝えられるようになってほしい」

「ついイライラして怒ってしまう…」

そんな日々のお悩みも、ぜひスタッフにお聞かせください。

こどもの気持ちも、保護者の方の気持ちも大切にしながら、一緒に考えていきたいと思っています。

「きらい!」の裏にある、小さな「伝えたい」に気づくこと。

そこから、親子の新しいコミュニケーションが始まるかもしれません。

各種お問い合わせ先のご案内|認定NPO法人 発達わんぱく会

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