
【登壇・動画公開】オンラインイベントに理事長 小田知宏が登壇しました
今回のイベントでは、発達障害や発達に特性のあるこどもへの関わり方、子育てに悩みや不安を抱える保護者への支援などについて、
発達わんぱく会がこれまで大切にしてきた考え方や、長年の支援現場での経験をもとにお話ししました。
ぜひご覧ください。

発達に特性のあるこどもと関わっていると、
「落ち着きがない」
「言うことを聞いてくれない」
「集団行動が苦手」
「どうしてこんな行動をするのだろう」
と、大人が戸惑う場面があります。
しかし、その行動だけを見て「困った子」と捉えるのではなく、もしかすると、その子自身が何かに困っているのかもしれないと視点を変えてみることが大切です。
ことばでうまく伝えられない。
周囲の音や刺激がつらい。
次に何が起こるのか分からず不安になっている。
その場で求められていることが分からない。
一見すると「困った行動」に見えることにも、その子なりの理由や背景があるかもしれません。
発達わんぱく会では、行動だけを見るのではなく、「なぜ、この子は今こうしているのだろう」と考え、一人ひとりの特性や気持ちを理解することを大切にしています。
もう一つ、今回のイベントでお伝えした大切なテーマが、保護者への支援です。
発達に特性のあるこどもの子育てでは、保護者が日々さまざまな悩みや不安を抱えることがあります。
「自分の育て方が悪かったのではないか」
「周りのこどもと比べてしまう」
「誰に相談したらいいのか分からない」
そうした気持ちを、一人で抱え込んでしまうこともあります。
こどもの一番近くにいる保護者が安心して子育てできる環境をつくることは、結果として、こども自身の安心にもつながります。
だからこそ発達わんぱく会では、こどもへの直接的な支援だけでなく、ご家族の思いや困りごとにも寄り添い、一緒に考えていくことを大切にしています。
ホームスタートは、子育て経験のある地域のボランティアが家庭を訪問し、親の話を聴いたり、一緒に家事や育児をしたりしながら、家庭に寄り添う訪問型子育て支援です。
ホームスタート・ジャパンでは現在、乳幼児期だけでなく、小学生のいる家庭にも訪問支援を広げていくための取り組みを進めています。
こどもの成長とともに、子育ての悩みがすべてなくなるわけではありません。
就学や学校生活、友人関係、発達特性への理解など、成長するからこそ生まれる悩みもあります。
必要なときに、身近な地域の中で「一緒に考えてくれる人がいる」ことは、親子にとって大きな支えになります。
発達わんぱく会は、発達障害やその傾向のあるこどもたちが、周囲から特性を理解され、その子に合った環境の中で「その子らしく生きられる社会」を目指して活動しています。
そのためには、こども本人への支援だけでなく、保護者やご家族、保育・教育に携わる方々、そして地域の方々と一緒にこどもの育ちを支えていくことが大切だと考えています。
今回のホームスタート・ジャパンとのイベントも、改めて「親子を地域全体で支えること」について考える貴重な機会となりました。
発達障害や発達特性のあるこどもとの関わり方に悩んでいる方、子育てに不安を感じている方、また、親子を支える立場にある方にも、ぜひご覧いただきたい内容です。
認定NPO法人 発達わんぱく会では、これからも一人ひとりのこどもの特性や気持ちを大切にしながら、ご家族や地域の皆さまとともに、こどもたちの育ちを支えてまいります。