
【専門家が解説】お友達とのトラブルが多い子は発達障害?
「お友だちを叩いてしまう」
「おもちゃを取ってしまう」
「順番を待てない」
「すぐに泣いてしまう」
こんな姿を見るたびに、
「うちの子、大丈夫かな…」
「私の育て方が悪いのかな…」
「このままでいいのかな…」
と、不安になることはありませんか?
夜、こどもが寝たあとにスマホで検索して、
さらに不安になってしまった経験のある方も、きっと少なくないはずです。
発達わんぱく会にも、こうした悩みを抱えた保護者の方から、
日々たくさんのご相談が寄せられています。
まず、最初にお伝えしたいことがあります。
👉 お友達とのトラブルがある=発達障害ではありません。
👉 多くの場合、それは「育ちの途中の姿」です。
そして、この記事にたどり着いたあなたは、
すでに十分、こどもと向き合っている素敵な保護者です。
実際によく聞かれる悩みには、次のようなものがあります。
✔ お友だちを叩く・押す
✔ おもちゃを独り占めする
✔ 順番が待てない
✔ ルールが理解できない
✔ 集団遊びに入りづらい
✔ すぐ癇癪を起こす
✔ 思い通りにならないと泣き崩れる
「うちの子、ほとんど当てはまる…」
そう思っても、すぐに心配しすぎなくて大丈夫です。
これらは、こどもの成長に伴いよく見られる行動でもあります。
幼児期は、脳や心が大きく育つ大切な時期です。
この時期に育つのは、
などです。
これらは、生まれつき完成しているものではなく、
経験を通して少しずつ身についていきます。
つまり、
👉 「わかっているけど、できない」時期なのです。
欲しい気持ちや悔しい気持ちが強くなると、
周りを見る余裕がなくなるのは自然なことです。
この時期のこどもは、一つのことに集中すると、
ほかの情報が入りにくくなります。
そのため、
といった姿が見られます。
これは、しつけ不足ではありません。
脳の発達段階による特徴なのです。
次の項目を確認してみましょう。
□ トラブルがほぼ毎日続く
□ 半年以上改善が見られない
□ 本人が強くつらそうにしている
□ 園や学校から頻繁に指摘される
□ 家庭で工夫しても変わらない
□ ケガにつながる行動が多い
□ 集団生活が難しい状態が続く
□ 保護者が限界を感じている
✔が3つ以上ある場合は、
相談を検討してもよいタイミングです。
※相談=診断ではありません。
「相談したら、何か問題があると思われそう」
「レッテルを貼られたらどうしよう」
そんな不安を感じる方も多くいます。
でも、実際は——
👉 相談は「支援につながる入り口」です。
早めにつながることで、
こどもも、保護者も、ずっと楽になります。
「悔しかったね」
「欲しかったんだね」
共感は、こどもの安心になります。
❌「走っちゃだめ」
⭕「歩くよ」
短く・具体的にがコツです。
・別のおもちゃを出す
・距離を取る
・タイマーを使う
環境調整は、とても大切です。
昨日できたことが、今日はできない。
そんな日もあります。
でも、
「待てた」
「譲れた」
「言葉で言えた」
この積み重ねが、確実に力になります。
「親、ちゃんとできてないかも…」
そう思う夜もありますよね。
でも、悩んでいる時点で、
あなたは十分すぎるほど頑張っています。
完璧な親はいません。
頼っていいのです。
私たちは、保護者が孤立しないよう、
さまざまな支援を行っています。
✔ 発達・子育て相談
✔ 療育・支援プログラム
✔ 保護者向け学習会
✔ 情報発信・啓発活動
2024年度は延べ12,000回以上のご利用いただきました。
お友達とのトラブルは、珍しいことではありません。
誰にでも起こり得ることです。
大切なのは、
✓ 知ること
✓ 工夫すること
✓ 相談すること
✓ つながること
です。
発達わんぱく会は、いつでもあなたの味方です。
不安なとき、迷ったときは、
どうか一人で抱え込まず、声をかけてください。
あなたと、お子さんのこれからを、私たちは全力で応援しています。