ベトナムの未来を、共に育む。JICA×わんぱく会の「QUEST」プロジェクトが始動
共創×革新プログラム「QUEST」プロジェクト始動のお知らせ
認定NPO法人発達わんぱく会は、このたび JICA 共創×革新プログラム「QUEST」に採択されました。エフバイタル株式会社と連携し、日本発の発達支援と最新の AI 動画解析技術をもって、ベトナムの発達障害のある子どもたちとそのご家族に、新しい支援の形を届けます。
プロジェクトの詳細は JICAの公式サイト “採択企業紹介③” にてご覧いただけます。
ベトナムでは発達障害への関心は高まっていますが、療育施設や専門家の数は十分ではなく、多くの家庭が支援の入り口を見つけられずにいます。保護者の方々が「どこで何を頼ればいいか分からない」という不安を抱える現状を、発達わんぱく会はこれまでの国内支援経験をもとに課題として受け止めてきました。
このプロジェクトでは、エフバイタルの技術「Baby Track®」を活用し、発達状態を客観的に“見える化”することで、支援者が的確なアセスメントを行えるようにします。わんぱく会の豊富な実践ノウハウと組み合わせ、現地支援者の育成と支援体制の強化を目指します。
ハノイの特別支援機関を拠点として、心理士・保育士を対象とした講義と実習
療育セッションの撮影・AIによる動画解析を行い、発達の様子をデータとして可視化
ケース検討会の開催、質の高い支援計画の作成支援
将来的にはこのモデルをベトナム国内の特別支援ネットワークに展開し、3年間で1万人の子ども、2万人の保護者に支援を届けるプロジェクトとなります。
本事業には、以下のような組織が参画しています
エフバイタル株式会社:発達支援分野でのAI動画解析デバイス提供
わんぱく会:発達支援の現場における実践ノウハウ、人材育成経験
ベトナム現地の支援機関および大学・養成機関:現地の実践と教育制度に即した支援の実践基盤
このプロジェクトは、ベトナムの発達障害のある子どもたちが自分らしく育つための支援体制を構築するためのものです。現地では、支援が十分でないことが家庭の大きな不安や孤立を生む原因となっています。発達わんぱく会としては、日本で培った支援力を活かし、現地支援者が自律して支援できるスキームを作ることに全力を注いでいます。
プロジェクト情報のシェア(SNS・コミュニティでの拡散)
寄付・支援による資金的サポート
専門家ネットワークへのご紹介
ぜひこの意義深い取り組みに、ご関心とご支援をお願いいたします。
プロジェクトの内容を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
発達わんぱく会は、国境を越えて「育ち合う」原点を忘れず、すべての子どもがわんぱくに育つ未来のために歩みを進めていきます。